肝炎撲滅

プロジェクト

肝炎で苦しむ患者さんのいない世界

本プロジェクトについて

 

なぜ今、このプロジェクトを設立するのか?

世界中で肝炎撲滅を促進する取り組みが進むなかで、すべての患者の肝炎の排除を実現するためには、企業・団体・大学関係者などと連携する必要があります。世界中の政府は、肝炎撲滅の達成に必要となるB型肝炎ワクチン接種とC型肝炎の革新的な治療法という重要なツールを有しています。C型慢性肝炎は、現在根治可能な病気となりました。日本では何十万人もの患者が不十分な治療を受けており、今こそ民間セクターと公的機関が協力し、撲滅を実現するための取り組みを促進する時だと考えています。

ビジョン

肝炎で苦しむ患者さんのいない世界

ミッション

既存の戦略を強化し、撲滅を支援する革新的なアプローチを展開することにより、肝炎【B型肝炎ウイルス(HBV)・C型肝炎ウイルス(HCV)】の撲滅を促進します。具体的には、WHO肝炎撲滅目標の達成に向けた取り組みを促進している日本を支援します。

 

我々は、次の4つの戦略的分野で活動を行っています:

  • 政府、国民、産業界の「肝炎撲滅」への意識を高める

  • 撲滅への取り組みを支援するために、専門知識や情報の技術支援を提供する

  • 撲滅を支援する、エビデンスに基づいた政策提言を策定するための調査を実施する 

  • 民間セクターに啓発活動やスクリーニングキャンペーンの実施を確約させる

本プロジェクトは、

アッヴィ合同会社とロシュ・ダイアグノスティックス株式会社の支援を受けています。

WHOの撲滅目標とは?

2016年5月、世界保健機関(WHO)総会は、2030年までにウイルス性肝炎を撲滅するとの戦略を全会一致で採択し、世界中で肝炎を抑制するための政策を積極的に実施する必要があると宣言しました。

 

WHO加盟国の承認を受けたWHOの世界的肝炎戦略では、2016年から2030年の間に肝炎の新規感染数を90%、死亡数を65%減少させることを目標にしています。WHOによると、B型肝炎とC型肝炎の治療に必要な診断検査や医薬品に今投資することで、各国は人命を救い、未治療の肝炎に起因する肝硬変や肝がんの長期的治療によるコストを削減することができます。

我々の研究について

肝炎撲滅プロジェクトでは、慢性C型肝炎患者の治療を促進することによる臨床的、経済的価値を実証する研究を行っています。

この研究は2020年9月に発表する予定です。

我々の研究では、3本の柱に焦点を当てています。

  • 撲滅を促進することによる臨床的利点

  • 撲滅を促進することによる経済的利益

  • 撲滅を促進するための革新的な政策的アプローチ

プレスルーム
 

本プロジェクトの活動に賛同する関係者からのコメント

 

 肝炎を撲滅する戦いの中で、大きく前進した日本に拍手を送ります。より多くの患者を治療し、彼らを含む国民の健康を守ることを最終目標にした肝炎撲滅プロジェクトを設立した日本は今、C型肝炎を撲滅できる状況です。日本は、地域のC型肝炎ウイルス(HCV)治療とともに年齢別C型肝炎検査を初めて導入した国として世界をリードしています。そしてC型肝炎の撲滅に向けた取り組みを促進することで、引き続きリーダーシップを発揮していくことでしょう。

 また、Coalition for Global Hepatitis Eliminationのパートナーとして、日本の専門知識を共有し援助を行うことは、世界的なC型肝炎撲滅につながります。各国、そして地域と連携することで、世界はC型肝炎撲滅を実現できるでしょう。

ジョン・ウォード,M.D.,Coalition for Global Hepatitis Elimination ディレクター
(元CDCウイルス性肝炎部門部長)

 ここ数年にわたるC型肝炎治療の進歩により、肝炎撲滅の達成が現実のものとなりました。革新的な直接作用型抗ウイルス治療は、C型肝炎のない未来を可能にします。C型肝炎患者を根治させる可能性のある今こそ、撲滅のための取り組みを推し進める時です。これにより、新規症例数や肝がんをふくむ肝臓関連の死亡件数が、今後数年間で急速に減少することが予想されます。

 

梅田一郎,新時代戦略研究所(INES) 理事長

 肝炎撲滅の実現は、単に健康上の恩恵を与えるだけはありません。肝炎とそれに関連する併存疾患は国の医療財政に大きな影響を与えており、撲滅によって将来の医療費を削減できます。経済にプラスの影響を及ぼす効果もあり、日本がC型肝炎患者のスクリーニングと治療を拡大し、撲滅への取り組みを促進すれば、この投資への大きな見返りが期待できます。

 

小黒一正,法政大学経済学部 教授  

 現在、日本において、肝炎ウイルスに感染しているにもかかわらず、検診や診断への適切なアクセスを有せず、治療に至っていない潜在的患者さんがいらっしゃいます。アッヴィは、弊社が持つノウハウや経験を肝炎撲滅を目指す幅広いステークホルダーと共有し、その活動をさらに加速していくことが、弊社の企業責任であると考え肝炎撲滅プロジェクトに参画することといたしました。企業や業界の枠組みを越えて、また地方自治体、医療関係者の皆さまとも連携することで、世界にさきがけ、日本で一日も早い肝炎撲滅が実現できるよう貢献してまいります。

ジェームス・フェリシアーノ,アッヴィ合同会社 社長

 画期的な治療薬の登場により、国内のC型肝炎患者数は減少傾向にあるものの、感染初期には症状が殆ど見られないことから、早期発見・治療のためには無症状キャリアを拾い上げるスクリーニングが重要です。ロシュ・ダイアグノスティックスは、国内でC型肝炎患者が急増していた90年代にPCR法でのHCV検査を開発し、以来20年以上、より正確でより適切な肝炎検査の提供に努めています。本プロジェクトへの参画により、弊社の持つソリューションとグローバルおよび日本国内で積み重ねた経験が、肝炎患者の適切な診断と治療、そして肝炎撲滅の実現に貢献できることを期待しています。

 

小笠原 信,ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 代表取締役兼CEO

コンタクト

 

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